口唇ヘルペスとは
くちびるやその周りにピリピリ、チクチクするような違和感やかゆみが生じた後、軽い痛みを伴う水ぶくれができる病気です。
疲れた時や発熱時など免疫が低下している時に症状が出ます。
症状の出る頻度は数年に1回という方から1年に数回出るという方までさまざまです。
口唇ヘルペスは、"単純ヘルペスウイルス"というウイルスに感染することで起こる病気です。
どうして再発するの?
単純ヘルペスウイルスは一度感染すると、生涯にわたって神経に潜伏します。
健康な時は、潜伏しているウイルスは免疫によって抑えられていて活動できないため症状は出ません。しかし、発熱、疲労、ストレス、強い紫外線、外傷などの刺激により免疫が低下して、ウイルスが活動し始めると症状が出てきます。
口唇ヘルペスの治療方法
口唇ヘルペスの治療には、ウイルスの増殖を抑える"抗ヘルペスウイルス薬"の飲み薬や塗り薬を使います。
このお薬はウイルスが増殖している時に効果を発揮しますので、症状が出たら、できるだけ早く使い始めることが重要です。
症状が出てきたら、できるだけ早く受診しましょう。
症状が出ている時の注意点
人にうつさないように、水ぶくれに触れたら、石けんを使って手をきれいに洗いましょう。
タオルやコップは共用しないようにしましょう。
赤ちゃんとの接触はできるだけ避けましょう。赤ちゃんはウイルスに感染すると重い症状を起こすおそれがあります。
患部を清潔に保つため、症状の出ている時も石けんや洗顔料をよく泡立てて、やさしく洗いましょう。