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医師の山本です。

 

6月に入り、虫刺されの方が増えています。一口に虫といっても、血を吸う蚊やブユ、蜂のように刺すもの、ムカデ（正確には虫ではないですね）のように噛むもの、毒のある毛で皮膚炎を起こす毛虫など様々なものがあります。

最もよく経験するのが、蚊による虫刺されだと思います。一般的に、大人よりも小人の方が症状が強く出ます。刺されたあと、とびひや痒疹になることもあります。また蚊がデング熱など他の病気を媒介することもあります。

もちろん、虫に刺された時は、いつでも受診してください。それと同時に刺されない工夫にも挑戦してみてください。物理的に、長袖長ズボン素肌を出さないなどの工夫の他に、虫除けスプレーも効果があります。

 

虫除けスプレーには、イカリジンとディートの2種類の製品があります。イカリジンは小児にも年齢制限なく使用できます。ディートは6ヶ月未満のお子さんには使えません。12歳未満のお子様には使用制限があります。

虫避けスプレーの濃度の違いは効果の持続時間の違いで、虫除けの効果自体は同じです。年齢や状況で使い分けてみてください。